広島前田健太投手(27)に興味を示しているダイヤモンドバックスが、今季11勝を挙げロイヤルズからFAとなった先発右腕ジョニー・クエト(29)に大型契約を断られていたと、複数メディアが29日に伝えた。

 提示額は球団史上最高額を大幅に更新する6年総額1億2000万ドル(約144億円)で、球団の先発補強への本気度がうかがえる。

 クエトの獲得が厳しい状況が明らかになり、今後はポスティングシステムで大リーグ移籍を希望している前田への関心がさらに高まっていきそうだ。球団公式サイトによれば、ダ軍は実績のある先発を最大2人獲得する予定。スチュワートGMが先週、前田について「我々は調査を行ってきた。もちろん選択肢に入っている」と話したと伝えた。元中日のチェン(オリオールズFA)やガヤード(レンジャーズFA)らも獲得候補に入っているという。