ドジャース前田健太投手(27)がオープン戦2度目の先発に臨み、3回を無失点に抑えて初勝利を挙げた。

 この日は初回先頭打者クリスプの投手返しの打球がグラブの土手に当たり、一瞬ケガかとヒヤリとさせる幕開けとなったが、動じることなくア軍打線をさばいた。

 初球にカーブを投げて打者のタイミングを狂わせたり、チェンジアップを有効に使って三振を奪うなど、「コントロールで打ち取ろうと思っていた」との言葉どおりの内容。3イニングすべてで2死から走者を背負う形となり、「ちょっと悪いボールが多かった」と振り返るが、結果的には2安打3奪三振2四球で無失点に抑えた。50球を投げて30ストライクだった。

 ロバーツ監督は「必要な場面でしっかり投げるべき球を投げられていた」と高評価だった。