カブスとマイナー契約の川崎宗則内野手は、契約問題の影響で午前の全体練習に参加できないままオープン戦で初本塁打を放った。

 6回から途中出場し、8回無死一、二塁で迎えた2打席目だった。暴投で二、三塁にチャンスが広がった後、内角球を強振。高く上がった打球は風にも乗り、右翼芝生席に飛び込む。「いい打ち方だった。アメリカに来て初めての当たり」と満足そうだ。

 これまでの契約をいったん解除し、新たにマイナー契約を結び直した。開幕メジャーの25人が明らかになり、自身はマイナーで開幕を迎える見通しに。そんな中、マドン監督は「今年のチームの成功を担う1人」とシーズン中のメジャー昇格を示唆。川崎は「まだまだ吸収して、もっと野球が上手になる努力をしたい」といつものように前向きだった。