昨年3月に右肘の靱帯(じんたい)修復手術を受けたレンジャーズ・ダルビッシュ有投手(29)が、2014年8月9日以来、約1年9カ月ぶりとなるメジャー復帰戦を白星で飾った。

 会見では落ち着いた様子で試合を振り返った。

 -期待通りだったか。

 ダルビッシュ マイナーで球速は出ていたけどメジャーに来るまでは信じないと思っていた。ちゃんとスピードも出ていて、いい球も投げられたので良かった。

 -5回で交代と言われた時の状態、気持ちは。

 ダルビッシュ もう1回ぐらいは全然いける状態だったと思うけど、やっと終わったと思った。

 -朝起きて、リハビリを振り返ったか。

 ダルビッシュ それはない。最初のリハビリ登板の方がそういうのはあったけど。

 -復帰したんだ、と思う瞬間はあったか。

 ダルビッシュ 感慨にふけっている余裕はなかった。1番ジェイソをどうやって打ち取ればいいかここ数日考えていた。安打を打たれて、それで落ち着いた。

 -復帰戦の評価は。

 ダルビッシュ このシーズンを通してどのぐらい投げられるのか、というところが重要。きょうだけで評価することはない。

 -完全に戻ってきたと言えるのは。

 ダルビッシュ 100球、120球投げても体が大丈夫となったら、大丈夫かなと思うタイミング。

 -苦しい時期は。

 ダルビッシュ 強がりでもなく、苦しい時期はなかった。なぜかというと、そういう性格だから。