米大リーグ記録の通算4256安打を誇るピート・ローズ氏が、日米通算記録で迫るマーリンズのイチローについて13日付の米USAトゥデー紙で言及し「日本では私を安打のクイーン(2番)にしようとしている。殿堂入りする実績があるイチローから何かを取り上げるつもりはないが、日本では次は高校時代の安打まで数えるんじゃないか」と記録の比較に懐疑的な見方を示した。

 同氏は「日本のプロ野球と米大リーグが同等だと言う人はいないと思う。日本から来た多くの選手が失敗している」とし、メジャーで目立った実績がなく、2001年に近鉄で当時のプロ野球記録に並ぶシーズン55本塁打を放ったタフィー・ローズを例に挙げた。

 イチローは同紙に対し「もし試合数の少ない日本だけで(ピート)ローズの記録を超えればさらにすごいし、信じられないこと。メジャーは試合数が多いから」と語っている。