ヤンキース田中将大投手（２７）がメジャー自己最多の１４勝目を逃した。

　７回、９３球を投げ４安打１失点。１４勝目の権利を持って降板した。

　ところが２－５で迎えた９回裏、まさかの逆転劇が起こった。２点を奪われ４－５。なおも２死二、三塁からベタンセスがラミレスにサヨナラ３ランを浴びて逆転負けを喫した。

　田中は好投した。首位レッドソックスの強力打線をまさに打ち取った。２１個のアウトのうち１５個がゴロアウト。奪三振はゼロだった。最速は５回に３番オルティスの初球に投じた１５１キロ。ツーシーム、スライダーなどで追い込んでスプリットを低めに落としてゴロを打たせた。

　今季はこれが３０試合目の先発登板だったが奪三振ゼロは初めて。前回レイズ戦では今季最多の１０三振を奪っていた。防御率２・９７はリーグトップ。

　田中に勝敗は付かず。ヤンキースは痛い１敗を喫した。