カブスと入団合意した上原浩治投手(41=レッドソックスFA)について8日、地元メディアからも好意的な声が上がった。守護神チャプマンのヤンキース復帰などで、カ軍救援陣は左腕が不足。左打者に対するブルペン強化が課題だった。大リーグ公式サイトは、右腕ながら対左打者の通算被打率が1割8分3厘の上原を「カブスの弱点を埋めてくれるだろう」と高く評価。CBSスポーツ電子版は「中継ぎで彼は真の武器になりうる」と伝えた。

 またスポーツ専門局CSNシカゴ電子版は「直近4年間のワールドシリーズ(WS)で最後の1球を投げた投手が上原(13年)デービス(15年)モンゴメリー(16年)と3人になった」と指摘。この日、カ軍のエプスタイン球団社長は「FAの選手についてはコメントできない」と慎重な言葉に終始したが、ベテラン上原の加入は、WS連覇の切り札として米国内でも大きく期待されている。