ドジャースが今オフ最大の懸案だった抑えジャンセンと中軸を打つターナーの引き留めに成功しそうだ。地区4連覇を達成したチーム力を維持するのに欠かせないフリーエージェント(FA)の2人。2年目を迎える先発の前田健太にとっても、その存在は大きい。

 FA市場で残っている絶対的な抑えは、ジャンセンだけだった。今季は68回2/3を投げて104三振を奪っている実力の持ち主だけに、他球団に取られてもおかしくない状況だった。

 打線の中心にはゴンザレスやシーガーら左の強打者が座るため、右打ちのターナーはより価値がある。今季は自己最多の27本塁打。二遊間をこなせるほどの守備力を持ち、三塁の守りでも貢献度は高い。

 ドジャースは先発左腕ヒルとも再契約。年俸総額は30球団で最高レベルにあり、この戦力でワールドシリーズ制覇を狙う。