カブスとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待されている川崎宗則内野手がオープン戦初出場を翌日に控えた24日、アリゾナ州メサで最終調整した。「オープン戦が始まるので、わくわくしている」と高揚感を漂わせた。

 「8番・遊撃」で先発出場し、マドン監督によると2、3打席に立つ予定という。この日は中継プレーなどをこなした後、居残りで同じ試合に出場する内野陣と連係を確認した。

 今季が米球界6年目。昨季まで毎シーズン、マイナー契約からメジャー昇格している。「守備、打撃の準備はできた。あとはベースランニングをオープン戦で調整できればいいと思う」と万全を期した。

 チームは昨季、108年ぶりにワールドシリーズを制覇した。練習前には選手やコーチが組む円陣に優勝トロフィーが持ち込まれ、記念撮影した。「そのメンバーに入って去年はやっていたんだなとしみじみ感じた」と気持ちを新たにしていた。