レッズ傘下2Aペンサコラの右腕タイラー・マーリー投手(22)が22日(日本時間23日)、アラバマ州モービルで行われたエンゼルス傘下モービル戦で1-0の完全試合を達成した。

 9回をわずか88球で投げ終え、うち68球がストライクという攻撃的な投球。8三振を奪った。ペンサコラの地元紙によると「そうそうあることじゃない。信じられないよ」とよろこんだという。

 この日は変化球の出来はそれほどでもなかったが「速球の制球が良かった。うまく真っすぐに緩急をつけられたので打たれなかったのだろう」。

 今季はこれで4勝0敗、防御率0・68。26回2/3を投げて、2失点しかしていない。奪三振27に対し、5四球と安定感は群を抜いている。

 兄はエンゼルスの左腕グレグ・マーリー。大リーグ公式サイトではレッズ傘下で10番目のプロスペクト(有望株)に挙げられており、今季中の大リーグデビューも夢ではないかもしれない。