マーリンズの主砲ジアンカルロ・スタントン外野手(27)がチームの出来へ不満を見せた。米CBS電子版が報じた。

 マ軍はここ23戦でわずか4勝。スタントン自身もその間、打率2割2分1厘、4本塁打、12打点と思うような成績が残せず、フラストレーションは頂点に達している。

 同外野手はマイアミ・ヘラルド紙の記者に対し「フラストレーションはこれまでで最もたまっている。昨年、1カ月間メジャー最低の選手だった時以上だ」と話したという。

 スタントンは昨年、57打数6安打(打率1割5厘)、32三振のスランプを経験したことがあるが、それ以上に、現在チームが勝てないことが悔しいという。

 ただCBSによると、事態は悪化する可能性がある。開幕時のマ軍のファームシステムは、ベースボールアメリカ誌によると、30球団中最低の30位。財政的にも高額のFA選手を獲得することはできないため、チームの上昇は見込めない。

 スタントンは15年から13年間で3億2500万ドル(約358億円)の巨額契約を結んでいるが、20年オフに契約を打ち切る権利を持っている。このままではチーム1の人気者がマ軍に愛想を尽かして出ていってしまう可能性もある。