ドジャースからFAになったダルビッシュ有投手(31)の移籍交渉が長期化する可能性が出てきた。代理人のジョエル・ウルフ氏が11日(日本時間12日)、ウインターミーティング会場で現在の状況について説明。「どんな選択肢があるか考え始めたところ。彼は辛抱強い」と、早急に結論を出さない考えを明かした。

 大谷と大砲スタントンの移籍が決まり、メジャーのオフ市場がようやく活発に動き始めた。ダルビッシュ側にすればアリエッタら他のFA選手の動向を見極めたい意向がある。2人とも年俸2500万ドル(約28億7500万円)で5~6年の複数年契約が見込まれるだけに、簡単にサインする必要もない。ウルフ氏は「彼は勝てるチームでプレーして、ワールドシリーズの舞台に戻り、リベンジを果たしたいんだ」と強い球団への希望を明かした。(オーランド=四竈衛)