エンゼルス大谷翔平投手(23)のオープン戦打率が、ついに1割を切った。

 「7番DH」で出場。昨季13勝を挙げている左腕・ペレスと対戦したが、2回の第1打席は二ゴロ失策、4回1死三塁の好機にも、バットを折られての投直に終わった。相手投手が代わった7回も見逃し三振、8回は空振り三振で4打数無安打。この日の4打席はすべて左投手との対戦だったが、対左投手からはまだ1本の安打も出ていない。

 「苦手意識はないですけど、左(打者)専門に抑えにくる投手もいる。そういう投手は特種な球を持っていたりもするので、打ちにくい部分もあるんじゃないかなと思います」。

 3月11日(同12日)レンジャーズ戦の第1打席に放った右前打を最後に、12打席連続無安打。通算24打数2安打で、打率は8分3厘まで下降した。

 投手としても16日(同17日)の登板で2回途中7失点と打ち込まれたばかり。結果が出ずに苦しんでいるが、「よくなるように1日1日やってますし、そういう自信を持ちながら、投手に対して向かっていければいいんじゃないかなと思います」と前を向いた。

 試合前には、昨季まで日本ハムでチームメートだったマーティンと再会。練習の合間に言葉を交わし「ひさびさにあえてよかったです。同じ地区ですし、僕も頑張りたいなと思います」と話していた。