エンゼルス大谷翔平投手(23)が歴史に残る勝利を挙げた。

 打者出場した3月29日(日本時間30日)の開幕戦に続き、今度は投手デビュー。

 2回にスライダーを左中間に運ばれる3ランを浴びたが、以降は無安打に抑え、6回3安打3失点で初登板初勝利を挙げた。最速は99・6マイル(約160キロ)。

 「個人的にも勝ってよかったですし、勝ち越して次のカードにいけるので、チームとしてもすごいよかったんじゃないかなと思います」と振り返った。開幕戦に打者でスタメン出場した選手が、10日以内に先発マウンドに上がるのは、1919年のベーブ・ルース以来(当時レッドソックス)。

 日本で確立した「二刀流」のまま海を渡り、この日投打でスタートを切ったことに「ここまできたんだなというよりは、始まったなっていう感じの方が強い。次回に向けてしっかり取り組みたいなと思います」と先を見据えていた。