カブスは21日、ナショナルズからダニエル・マーフィー内野手(33)をトレードで獲得した。ナショナルズはマイナーの選手ともう1選手または金銭を得る。

 オールスターに3度選出されたことのあるマーフィーは、昨年10月に右膝の手術を受けた影響で今季出遅れ、ここまで56試合に出場し、打率3割、6本塁打29打点という内容。カブスの本拠地リグリーフィールドではキャリア通算打率が4割1分3厘と、同スタジアムを得意としている。

 カブスのジョー・マドン監督は「彼が打つのを見るのがますます楽しみになりそうだ」とコメント。内野手にケガ人が出ていることもあり「ダニエルが他の選手と共にフィールドにいてくれるのは大きな助けになる」とも語った。

 マーフィーは「ほろ苦い気持ちだ」と述べ、「ナショナルズは3年前、自分に賭けてくれた。この時点でこういうことになり、自分にとてもがっかりしている」と話している。