ドジャースが3勝2敗とリーグ優勝に王手をかけている第6戦は、序盤から激しく動いた。

1回、ド軍は1番フリースの先頭打者本塁打で先制した。第5戦のベリンジャーに続き、レギュラーシーズンで「1番スタメン」での出場がなかったフリースを、ポストシーズンの大事な一戦で1番起用。ロバーツ監督の期待に本塁打で応え、貴重な先制点を奪った。

一方のブ軍は、第4戦、第5戦と得点力不足だった打線が奮起。2死一、二塁から5番アギラの2点適時二塁打で逆転。ムスタカス、クラツも連続適時打で続き、打者一巡で4点を奪った。ド軍に王手をかけられた第5戦後、ブ軍のカウンセル監督が強調していた「ホームアドバンテージ」に後押しされたかのように、打線がつながった。