「2番DH」で出場しているエンゼルス大谷翔平投手(27)が、42号本塁打を放った。5-5の同点の5回無死、元同僚の左腕ヒーニーのカーブを捉え、右翼スタンドへ運んだ。

打球速度は111・8マイル(約180キロ)で、角度38度、飛距離は431フィート(約131メートル)だった。4回に8番メイフィールドの満塁弾で逆転し、5回表に追いつかれた直後の勝ち越しアーチで、チームを勢いづけた。

26日のオリオールズ戦以来、3試合ぶりの1発。本塁打数ではロイヤルズのペレスが5戦連発で38本塁打まで詰め寄っていたが、再び突き放した。また、今季の長打数が72となり、05年に松井秀喜がマークした71を超え、日本人でシーズン最多を記録した。

本拠地での本塁打は今季24本目で、2000年のトロイ・グラウスと並ぶ球団記録。シーズン42本塁打は、グラウス(47本)トラウト(45本)に次ぎ、球団3位となった。

28日のパドレス戦、第1打席で右手首に約150キロの直球が直撃。予定されていた31日(日本時間9月1日)のヤンキース戦登板が先延ばしとなった。痛みが残る一方で、打者では問題なく出場。豪快な1発で不安を一掃した。