2本塁打を含む8打点の日本人最多記録をマークした翌日に自己最多更新の13奪三振で8回無失点の歴史的パフォーマンスをやってのけたエンゼルス大谷翔平投手(27)について、米メディアの間ではFA後の移籍の臆測が高まっている。

米スポーツテレビ局ESPNのリポーターを務めるバスター・オルニー記者はテレビ番組で、FAとなる2023年シーズン後、メッツへ移籍する可能性に言及した。「オオタニが投打で成し遂げていることは、これまで見たこともないとんでもないことだ。エンゼルスが彼を失う危機が迫っている。彼は勝ちたい。だがエンゼルスは勝てないチーム」と指摘。「オオタニのエンゼルス入団に最も尽力したのはビリー・エプラー(当時GM)だ。彼は今、メッツのGMとして、球界で最大の資金力を持つオーナー、スティーブ・コーエンの下で働いている」とし「エンゼルスがオオタニを引き留めるためには、FA市場に出る前になんとか長期契約を結ばなければならないだろう」と話した。

スポーツラジオ局WFANの電子版も23日付で「もしオオタニが市場に出るとすれば、メッツは理想的な移籍先。勝てるチームであり、オーナーがオオタニを獲得できるレベルの巨額資金を積極的に投じる数少ない球団だ」と指摘し「エンゼルスに残ろうが移籍しようが、彼はプロスポーツ史上最高クラスの巨額契約を得ることが見込まれている」とした。