<オープン戦:アストロズ4-3インディアンス>◇2月29日(日本時間3月1日)◇フロリダ州キシミー

 インディアンス小林雅英投手(33)が初の実戦登板でファンの心をつかんだ。6回裏に5番手で登板。いきなり先頭打者のライナーを三塁手がはじく不運(記録は安打)で走者を背負うと、右前打、野選と続き、たちまち無死満塁のピンチに追い込まれた。

 だがここからが日本を代表するクローザーの本領発揮。ニューハンを三邪飛、クルーズを中飛に仕留めると、最後はディアスをスライダーで空振り三振に切って取った。ファンは大歓声。コーチ、選手も小林に寄ってきて次々に握手を求めた。小林は「落ち着いて開き直って投げられたんで、良かったと思います」と、まずは無失点に抑えた初戦を振り返った。

 試合は4-3でアストロズがサヨナラ勝ち。アストロズ松井稼頭央内野手(32)は欠場した。