<ヤンキース3-2ブルージェイズ>◇3日(日本時間4日)◇ヤンキースタジアム

 ジラルディ監督率いる新生ヤンキースが、小技を使って逆転勝ちした。2点を追う6回に1番デーモンの二塁打と相手先発マゴワンの暴投などで追い付くと、8回には今まで見られなかったようなデーモン、ジーターの連続犠打。二、三塁の場面を作り、アブレイユの中前打で決勝点を挙げた。

 投げては先発ヒューズ以下、5投手のきめ細やかな継投で接戦をものにした。ジラルディ監督は「これこそ私が求めていた試合。投手と守備で勝つことができた」と喜んだ。

 この日、今季初めて「7番左翼」として守備に就いた松井秀喜外野手(33)は、4回の初めての守備機会で左翼線二塁打のクッションボール処理を誤りトンネル。あわててボールを拾ったために、打者は二塁で止まったが、今後に不安を残した。打撃は3打数1安打2三振だった。