米大リーグに関するファンの意識調査結果が9日、AP通信によって発表され、関心事のトップは「観戦費用が高すぎる」で63%に達し、開幕直前の調査の45%を上回った。

 「選手の年俸高騰」が18%、「選手の禁止薬物使用」は14%だった。

 大リーグの入場券価格の平均は26・64ドル(約2530円)で昨年より約5%高く、観客動員は昨年より6%以上減っている。昨年球場に足を運んだファンのうち15%が、今季は観戦予定がないと答えている。

 大リーグは30球団の3分の2ほどの球団が一部の入場券を値下げするなど工夫はしているが、景気後退の影響を受けているとみられる。

 また、回答者の72%が大リーグは薬物違反を防ぐための十分な対策を施していないと思うと答えている。

 この調査は、大リーグに興味があると答えた655人を対象に電話とオンラインで実施した。