ドジャース大谷翔平投手(29)の口座から不正に違法ブックメーカーに1600万ドル(約24億円)を送金したとして追訴された元通訳の水原一平容疑者(36)に関し、支払ったお金がカジノを通じて現金化されていたことが判明したと4月30日(日本時間5月1日)、ESPNが報じた。

水原容疑者は、違法賭博による借金でブックメーカーの胴元のマシュー・ボーヤー氏に毎週50万ドル(約7500万円)を支払っていたと伝えられている。ESPNによると、その資金はボーヤー氏の仲間に支払われた後にラスベガスと南カリフォルニアにあるカジノの口座に送金され、ボーヤー氏らはその口座からチップを購入し、ギャンブルで勝った場合は現金に換えていたという。

ボーヤー氏はラスベガスのカジノ「リゾーツ・ワールド」で22年6月から昨年10月までの間に総額790万ドル(約11億9000万円)負け、昨年10月に自宅が家宅捜索された後は全米のカジノから出入り禁止になったと伝えられている。