マリナーズ・イチロー外野手(36)が29日(日本時間30日)のオープン戦前の練習で、右打席に立った。キャンプも終盤、ワカマツ監督から「息抜きでもすれば」との提案があり、選手らが実施したのは「ラグ・ボール」と呼ばれる遊び。

 右打者は左で、左打ちは右打席でバットを振り、走塁方向も通常の逆回り。内野守備練習用の狭いグラウンドで、軟らかいボールを使って行われた。2打席目に“中越えソロ本塁打”したイチローは、同僚たちのプレーに大笑いし、リラックスした様子だった。

 午後からのアスレチックス戦では目立つプレーはなかった。1打席目に四球を選んだ後は3打席で凡退。公式戦をイメージした味方の打順についても「僕はそのことを(よく)知らないから」と言葉少な。