<オリオールズ-レッドソックス>◇1日(日本時間2日)◇オリオールパーク

 レッドソックス松坂大輔投手(29)が今季初登板も5回途中に7失点でKOされ、黒星を喫した。レ011200410|9オ10006410×|12<1回>

 1番ジョーンズへの初球は外角低め直球でストライク。だが変化球の制球が整わず四球を与える。2番マーカーキスに対しては追い込みながら、4球目の前に一塁へけん制悪送球で無死ニ塁。さらに5球目のスライダーを中前へ運ばれ、先制を許した。続く3番ウィータースには4球目の外角直球を二ゴロ併殺。4番テハダはカウント2-2から外角のスライダーで空振り三振を奪った。<2回>

 オルティス同点弾の援護を受け、仕切り直しのマウンドへ。5番スコットは2球で追い込み、3球目は“バックドア”外角のスライダーで見逃し三振。6番ウィギントンは初球ストライクも4球連続ボールで四球。7番ヒューズの4球目にウィギントンが二盗も、女房役のマルティネスが刺す。2死となり、フルカウントからの7球目は内角スライダーで空振り三振。無失点にしのいだ。<3回>

 バンエブリの勝ち越し弾の援護で乗ってくる。8番ライモールドは2球目のカットボールで右飛。9番イズタリスには直球、チェンジアップと2球で追い込み、外角スライダーで3球の空振り三振。1番ジョーンズにはフルカウントから6球目を中前へ飛球を放たれるが、中堅バンエブリがダイビングし好捕。救われた。<4回>

 さらに2点の援護を受け、調子を上げる。2番マーカーキスには、これまで最速の94マイル(約151キロ)直球を投げ込むなど、遊直に仕留めた。3番ウィータースはフルカウントからの9球目で左直に。4番テハダはボテボテの三ゴロと連続の3者凡退。<5回>

 勝利投手の権利がかかったイニングに試練が訪れる。1死から6番ウィギントンに92マイル直球を左翼へ被弾。続く7番ヒューズには中前打。8番ライモールドに四球と立ち直れない。9番イズタリスは遊ゴロに抑えるが、2死一、三塁からジョーンズに三塁前へのボテボテの内野安打で3点目を献上。続くマーカーキスには真ん中直球を中前打され、同点。さらに3番ウィータースへの、この日92球目だった。左中間への勝ち越し3ランを浴びる。4番テハダに左中間二塁打を浴びたところでベンチが動く。全95球7安打4奪三振7失点での降板。ベンチに座り不甲斐なさをにじませた。