初日からブルペン入りしたドジャース黒田博樹投手は36球のうち15球をカーブに充てた。緩急差を広げる武器として「重点的に投げていく」と習得に強い意欲を口にした。

 在籍4年目で練習の流れは熟知しており、複数のグラウンドを移動しながらダッシュや守備練習を軽快にこなした。キャッチボールでは球の回転を入念にチェックする様子もうかがえた。プロ15年目の幕開けに「普通に入っていけた。焦らず、じっくり調整していく」と貫禄を漂わせた。