<マリナーズ5-4レッドソックス>◇13日(日本時間14日)◇セーフコフィールド

 マリナーズ・イチロー外野手(37)が「1番右翼」で先発出場し、今季2度目の先頭打者本塁打を放った。イチローに聞いた。

 -4回の本塁送球後、(アウトを確信して)完全にベンチに帰りかけていたが

 イチロー

 いや、わかんない。こぼしたとしか考えられないからね。セーフになるとしたら。まあ、ただ見えないから。

 -セーフというコールとのギャップが、あそこではあったか

 イチロー

 ちょっと時間差があったからね。

 -送球はこれ以上にない完璧な感じに見えた

 イチロー

 いや、そんなちゃんと握れているわけではないので、ちゃんと掛かってるわけではないけど、まあ距離が割といい距離だったんで。ていうとこですね。

 -抗議があって、最終判定まで時間がかかった。興ざめ的な部分はあったか

 イチロー

 まあ、そりゃそのまま行った方がね、流れとしては当然そうでしょ。

 -セーフからアウトに変わるのは極めて珍しい

 イチロー

 どうかな。まあ、でも違うことならね、そのコールが。正しくないんであれば、僕は普通のことだと思うけど、そこでかたくなになる必要は別にないけどね。だから、ややこしくなるんだよね。ややこしくなることが多いからね。

 -初回の打席、初球をとらえた。球場の状況、相手はエース格、いろんな状況の中での感情は

 イチロー

 いや、そりゃ最初の打席でそういう初球っていうのは、やっぱり気持ちいいよ、どんな状況でも。お客さん、いなくても、そりゃ気持ちいい。

 -打った瞬間にわかったか

 イチロー

 距離は出てると思った。ただ(西日が)まぶしいからライトが、見えなかったけど。まあ、ファウルになる感じは全然なかったけどね。

 -ただ、打球も音も今までにはなかった感じだが、手に残る感触は

 イチロー

 そうね。ドライブ掛かってるからね。本来の僕が好きな打球だけどね。早くこう落ちて行く打球だからね。

 -放物線を描く打球よりもか

 イチロー

 そうだね。