ヤンキース黒田博樹投手(37)の20日(日本時間21日)の一問一答。-いよいよキャンプイン。今の気持ちは

 黒田

 そうですね。いつもと変わらずですし、そんなに気負うこともなくできたんじゃないかなって気がします。-メジャー5年目でチームを変えてのキャンプイン。気持ちの中に違ったものはあったか

 黒田

 う~ん、現時点では、そんなに別に変わったこともないですし、すごく居心地よく過ごせていると思いますけどね。-ヤンキースは30球団の中でも特別な響き。その一員として迎えた今日

 黒田

 まだピッチャーだけですしね、チーム全部が集まったわけでもないんで。ま、現時点では、そんなに変わったこともなく、という感じですね。-ヤンキースのユニホームが新鮮に映るが、自分で着ての感想は

 黒田

 ま、自分ではあまり見れないんでね(笑い)、あんまりちょっと分からないですけど、あまり実感は沸かないですけどね。-野球人生で3チーム目のために、特別に備えたことは

 黒田

 いや、もう別に。キャンプの流れは、もう5年目ですし、ある程度分かっていますし、ま、あまり何を準備するということもなく、自然体でこっちに来ました。-初日からブルペンで熱のこもった投球。契約が遅かったが、特に準備で何か変わったことは

 黒田

 チームが決まらなくても、やることはずっとやってきていたんで、調整に関しては順調にやってきたと思います。-雰囲気の変わった中でのブルペン投球はどうだったか

 黒田

 う~ん、ま、やっぱりドジャース1年目の方が少し緊張感はあったと思いますが、今日は緊張感もなく、リラックスして、1日目を迎えられたと思います。-キャンプ期間中の目標は

 黒田

 とりあえず、けがをしないということと、1年間しっかりローテーションを回れるように、このキャンプで準備したいなと思います。-今後の調整は

 黒田

 とりあえず、バッティング(フリー打撃)で投げる前に、多分、3回くらいはブルペンに入る予定だと思います。まだちょっとはっきり詳しいことは聞いていないですけど、多分そのくらいだと思います。-仕上がり具合は何割くらいか

 黒田

 いつものシーズンというか、ドジャースにいた時よりも、そんなに自分をアピールすることもなく、どっしり調整をして、あとはシーズンに入ってから、結果を残せるようにしたいと思います。-ドジャース時代の女房役ラッセル(・マーティン捕手)が「ドジャースでの経験があるから、すんなり入って来れるんじゃないか」と言っていたが

 黒田

 そうですね。やっぱり、まったく分からないままにメジャーに来た1年目と今とは、本当に気持ち的にも違うと思いますし、リラックスというか、どっしりできるんじゃないかなと思います。-一緒にやっていた捕手がいるのは安心感がある

 黒田

 当然、自分のピッチングスタイルを知っているキャッチャーなんで、そういうキャッチャーがいるのは、自分にとってプラスになると思います。-サバシアら主力と始動して、いよいよ始まった、という感じか

 黒田

 う~ん、思ったより、あまり実感はないですけど、ま、先の方が長いんでね、今日その、いきなり力んでも、まだまだ10月まで野球は続くんで、そんなに焦らずじっくりしていきたいと思いますけど。-いい意味での緊張感があった

 黒田

 そういう部分の緊張感は多少ありましたけど、さっきも言いましたけど、自分をアピールするとかね、そうするよりも、自分をしっかり調整するという方が、今回のキャンプは大事になってくると思いますし、ま、シーズンに入れば、どんどんプレッシャーは掛かってくると思いますし、今はリラックスできる唯一の時間だと思うので、その中で、リラックスしながら調整していければ、と思います。-監督やコーチからどんな声を掛けてもらったか黒田

 投手コーチは以前カブスにおられた方なんで、自分のピッチングもよく知っているということで。ラッセルにしろ、投手コーチにしろ、自分のスタイルを分かってくれているという人がいることで、そういう部分でも、あまり自分を分かってもらうというよりも、自分の調整をしっかりすればいい、という気持ちですね。-チームの雰囲気とか、周りの選手から刺激を受ける場面は

 黒田

 やっぱりドジャースとは違った雰囲気もありますし。ヤンキースだなって思う時もありますし、それはまだまだこれからいろんなことを感じると思います。-技術的なことでキャンプで挑戦してみたいことは

 黒田

 いろいろありますけどね。遅いボールをもう少し試合で使えるようになれば、と思うんですけど、それは毎年同じことをトライしている。去年もそうだったんですけどね。プラス、あとは自分の持っている球の精度を上げていければいいかな、と思います。-ア東地区は強力な打者が多いが、その中で意識することは

 黒田

 当然、自分のボールをバッターに対して投げてみないと、反応を見ないと分からないことはあると思うんで。当然データは、今まで4年間ナショナル・リーグでやってきたものとは違うデータを集めたり、勉強したりしないといけないと思いますけど、一番はマウンドに立って自分が感じながら、いろいろ研究なり対応なりをして行きたいと思います。-背番号18をジョーンズ外野手からもらい受けたが、何かお礼をする予定は

 黒田

 今日は会ってないんで、分からないんですけど、彼もドジャースで一緒にやっているんで、ちょっとあいさつをまずして(笑い)。-それから交渉?

 黒田

 交渉っていうか(笑い)。彼はたくさんお金も持っているので、中途半端なものでは喜んでもらえないかもしれないので(笑い)。-球団を通して、ジョーンズから背番号をもらい受けた

 黒田

 僕は直接ちょっとよく分からないんですけど、GMからエージェントの方に話があって、そういう流れになったんじゃないかな、と思いますけど。-そういう部分でも配慮やリスペクトを感じる

 黒田

 ま、年齢的にもね、結構いってますし、ある程度、そうやって自分のことを理解してくれている。当然、ドジャースの1年目とは違う雰囲気だと思うので、そういう部分ではやりやすいと思います。