米野球界の天才ナックル少女が初来日した。ユニホームが殿堂入りしたチェルシー・ベイカー投手(14)が6日、都内で約30人のファンと親睦会を開催した。「将来の夢はアメリカの女子プロ野球でプレーすること。日本にも女子リーグがあるのは知っていますし、チャンスがあれば日本でもプレーしてみたい」と目を輝かすように、9歳で習得の難しいナックルボールをマスター。男子のリトルリーグで2度の完全試合を演じるなど、全米テレビ局で特集が組まれたほどの実力者だ。

 10年に2度目の完全試合を達成した時のユニホームは、米ニューヨーク州のアメリカ野球殿堂に飾られている。週末まで両親とともに滞在予定で「日本人メジャーリーガーはよく知らないけど、吉田えり(関西独立リーグ兵庫)と再会できるのは楽しみ。すしが大好きなので、大阪ですしを食べること、大阪まで新幹線に乗れることが楽しみです」と長旅の疲れも見せず笑顔だった。