<ヤンキース6-3マリナーズ>◇3日(日本時間4日)◇ヤンキースタジアム

 ヤンキース・イチロー外野手(38)が第1打席に投手内野安打を放ち、今季最長となる10試合連続安打をマークした。

 0-0の3回先頭で迎えた第1打席に2球目外角速球を振った。ホームプレート付近で大きくバウンドする打ち損じのような当たりだったが、マ軍先発ミルウッドが打球処理で体勢を崩す間に、俊足を生かして一塁に到達した。その後、グランダーソンの適時打で生還し、先制のホームを踏んだ。その他の打席は、三ゴロ、三ゴロ、右飛で4打数1安打1得点。打率は2割6分。

 新たな本拠地にかつての盟友たちを迎えたイチローは「味方じゃないけど、まだなかなか敵にもなりづらいというような気持ちですよね」と、しみじみと話した。内野安打で出塁後に先制のホームを踏んだことは「このチームは出れば当然チャンスになるし、出ないときでもだいたい前にランナーがいる。打順なんかあってないようなものというか、どこからでもいける」と話した。

 試合は、ヤ軍先発サバシアが完投し、6-3でヤ軍が勝利した。