左太もも裏を痛めて故障者リスト(DL)入りしたアスレチックス中島裕之内野手が24日(日本時間25日)、フェニックスでの延長キャンプの紅白戦で打席に立った。けがの再発防止を優先する球団方針から、打撃後は一塁に走らなかったが、3月26日のオープン戦で負傷してから初めて投手の球を打った。

 打席には3度立ち、メジャー経験のない右投手と対戦。中飛、遊ゴロで迎えた第3打席で左翼手の頭上を越える打球を放った。守備には就かなかった。中島は「ちゃんと当たると気持ちがいい。久しぶりに投手と対戦して、いい実戦練習になった」と笑顔で話した。

 ウェルチ総合コーチは「リハビリ段階なのに下半身の安定したスイング」と状態を評価した。