左太もも裏を痛めて故障者リスト(DL)入りしたアスレチックス中島裕之内野手は29日、アリゾナ州メサでマイナーの練習試合に出場し、3打数1安打だった。安打を含めて3打席とも140キロ台後半の速球を打ち返し「感じはいい。スピードに対応できている」と話した。

 打撃の内容は右飛、中前打、右飛で、6回の守りから退いた。遊撃を守り、走者としても併殺を防ぐ二塁へのスライディングを見せた。走攻守に少しずつ前進し「けがする前よりリフレッシュできている。実戦で日に日にいい感じになっている」と手応えも口にした。

 米メディアで遊撃以外のポジションに回る可能性も報道されたが、マイナーの監督は「時間が限られているのでコンバートは考えていない。それより打数を増やすことだ」と話した。