<メッツ4-2ダイヤモンドバックス>◇25日(日本時間26日)◇シティフィールド

 メッツ松坂大輔投手(33)がダイヤモンドバックスとのダブルヘッダー第2試合で今季初先発し、6回を2失点と好投して今季2勝目、先発としては初勝利を挙げた。

 1回は先頭から2者連続空振り三振を奪う順調な立ち上がりを見せた。2回は先頭に中前打を許した後、一塁線を抜く当たりが右翼側客席のフェンスに当たりイレギュラーに跳ね返って右翼手が捕球に手間取ったため、三塁打が記録され1失点。さらに次打者の遊ゴロの間に2点目を奪われた。だが3回以降は立て直し、6回、98球を投げ3安打、2死四球、6三振で2失点(自責2)だった。

 打撃では0-2の2回2死一、二塁の第1打席でバットを折りながら左前適時打を放ち自ら反撃。1点を追う4回1死一塁では捕前にバントを決め、野選で出塁、一塁走者もセーフとなってチャンスを広げるなど投打で活躍した。

 チームはこれで連敗を2で止めた。

 松坂は、13日のヤンキース戦で救援し白星を挙げた際には「リリーフで勝ってもうれしくない」と話していたが、この日は「(先発で勝つのは)うれしいです」と明かし「しばらく投げていなかったので、どうなるかは、投げてみなきゃ分からないとは思っていましたけど」と話した。