殿堂入りメンバー6人の最後にあいさつしたジョー・トーリ氏は人格の優れた選手に恵まれたとしてヤンキース監督時代を振り返り、松井秀喜氏のエピソードを披露した。

 松井氏が入団した2003年のキャンプで、ベンチコーチだった故ジマー氏が「エンドランのサインを出していいか聞けば、どういう選手が分かる」とトーリ監督に進言。実際に聞くと松井氏は「いつでも出してください」と即答したという。

 トーリ氏は「日本で50本塁打の打者がチーム優先の考えでいることが分かった」とヤンキースでも中軸を任せた松井氏について語った。