星野ジャパンにイチ流のゲキ
<マリナーズ3-5レイズ>◇8日(日本時間9日)◇セーフコフィールド
【シアトル(米ワシントン州)=四竈衛、木崎英夫通信員】マリナーズ・イチロー外野手(34)が、星野ジャパンにエールを送った。自らは五輪に出場していないものの、WBCで日本代表の重圧を経験している。特に親しい選手へ向けてイチロー流のゲキを飛ばした。レイズ戦は4打数1安打で、連続安打を14試合に伸ばした。城島健司捕手(32)は4試合連続で出場しなかった。
シアトルから北京へ向けたエールは、やはりイチローらしかった。かつては「五輪はアマのためのもの」と公言していたが、公式種目として最後の大会となるなど球界全体の取り組みも変化。「知った選手も何人か出ているので、そこで気にしますけどね」。レイズとの試合を終えたロッカー室で、代表選手に冷静な激励を送った。
今回の星野ジャパンは、日本のトッププロを選出。金メダルへの重い期待は避けられない。「(重圧は)緩和できないでしょう。まあ、うち(マ軍)とタンパ(レ軍)みたいなもの。勝たなきゃいけない方が厳しいよね」。地区首位を走るレ軍と最下位に沈む自軍になぞらえ、あらためて精神面の重要さを指摘した。
さらに、オフには合同自主トレを行うソフトバンク川崎の名前を挙げて、勝ち方にも注文を付けた。「ムネ(川崎)がヘッドスライディングをやったら2度と会わない。青木(ヤクルト)もいるんでしょ? その2人がヘッドスライディングをしたら2度と口をきかないよ」。五輪最終予選で一塁へ頭から滑り込んだ川崎に対し、すでに直接「みっともない」と説教。プロとしての表現方法にも高いハードルを課した。
その一方で、試合では第3打席で右前打を放ち、14試合連続安打を記録。「20(試合)を超えたら特別な域に入ってくるんじゃないかな」。数々の重圧を乗り越えてきたイチローは、自らの記録についてもサラリと言った。
[2008年8月10日8時54分 紙面から]
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