カブス福留孝介外野手(31)がメジャー2年目となる来季は球団に“オレ流調整”を直訴する。1日、岐阜県内のゴルフ場で行われた「福留孝介チャリティーゴルフコンペ」に参加。150試合で打率2割5分7厘、10本塁打、58打点に終わった今季を「向こうのやり方に合わない部分があった」と分析した。

 4年総額53億円で中日からカブスに移籍した今季は開幕戦で同点3ランを放つなど序盤こそ活躍したもののオールスター後に調子を崩した。昨年手術した右ひじの影響だったが、打撃フォーム修正のための打ち込みができなかったことも要因だという。「勝手に練習すると『やめろ』と言われることもあった」。中日時代はシーズン中でもフォーム修正の打ち込みを行ってきたが、日程がハードなメジャーでは首脳陣からストップがかかった。1年目はメジャーの慣例に従った福留も来季からは「自分のやり方でやらせてもらう」と打ち込み許可を直訴し、福留流を貫く決意だ。

 これまで年内にはバットを握らなかったが、今年は「今月中にバットを振り始める」と超ハイペースで始動予定。来春の第2回WBCも「選んでいただければ光栄です。断る理由はない」と前向きだ。メジャー2年目の巻き返しプランは固まった。【鈴木忠平】