【ボルティモア(米メリーランド州)13日(日本時間14日)=大塚仁】オリオールズが巨人からFA宣言した上原浩治投手(33)と2年契約を結んだことを正式発表した。年俸総額は推定1000万ドル(約9億円)プラス出来高で、球団史上初の日本人選手獲得となる。投手陣再生に向け早くからラブコールを送っていた球団と、先発を希望していた上原の意向とがぴたりと一致した。

 球団の公式発表では、日本での輝かしい戦歴だけでなく「oo-eh-ara」と発音も紹介された。会見前に撮影済みのユニホーム姿も公開され、地元紙ボルティモア・サンは黒とオレンジの帽子をかぶった笑顔の写真を早々と13日付の電子版に掲載した。

 また同紙は、上原に対するメディアの反応が球団にとって予想外に大きかったことをリポート。渡米の際に25人の報道陣がワシントンDCの空港で出迎えたことを聞き、14日(日本時間15日未明)に行われる入団会見会場は急きょ広い部屋に変更されたという。

 この日は諸手続きの傍ら午前中から本拠地球場のオリオール・パークでトレーニングに励むなど精力的に動いた。その後にメディカルチェックの結果も問題なかったことで正式契約が結ばれた。

 「ここに来ることが目標じゃない。通過点」と強調するように、視線は早くも4月の開幕をとらえている。長年の大リーグ志向を現実のものとし、いよいよスタートラインに立った。