【ピオリア(米アリゾナ州)11日(日本時間12日)=木崎英夫通信員】胃潰瘍(かいよう)で故障者リスト(DL)入りしているマリナーズ・イチロー外野手(35)が、練習を再開してから9日目で当地での調整を打ち上げた。

 雨でグラウンド不良のため予定していたルーキーリーグの紅白戦が中止となり、約1時間の練習で終えた。打撃練習では42スイング中力を入れた終盤で3本の柵越えを放ち、遠投は全開の90メートル。守備では水を含んだ外野の芝生の上で得意の背面キャッチを決めた。「メチャメチャ元気やね。こんなに元気でアリゾナをたつことは過去になかったですね」と表情は明るい。

 初のDL入りでは憂うつな時期もあった。「最初の状況を考えれば、どれぐらい回復するか不安な状態だったんですよね。でも3日後ぐらいから劇的に変わっていって。そっからは割と落ち着いた精神状態でしたね」。12日にはシアトルの自宅へ戻り、13日にチームの全体練習に参加。そして地元開催の2試合目、15日のエンゼルス戦で復帰の予定。「病気で(ファンを)驚かすっていうのはちょっとやり過ぎですからね。もうちょっと違う形がよかったけどね」。地元ファンに元気な姿を見せる。