巨人からFA宣言しメジャー挑戦する高橋尚成投手(34)が8日、都内で始動した。キャッチボールではメジャー球を初使用。カーブを交えながらの初投げで、好感触を得た。「意外とすんなり投げられた。思ったより好印象」と笑顔で振り返った。

 交渉の順調具合が、表情にも表れた。交渉について「代理人に任せている」と前置きした上で「自分の口から言えるのは、いい形で事(交渉)が進んでいることだけ」と明言。ただ「腹を据えて待つ」方針に変わりなく、自身はシーズンに向けた体づくりに専念する。

 渡米に向けた準備も始める。同い年のオリオールズ上原とは会食する予定で、アドバイスをもらう。語学習得にも積極的で石川遼も愛用する英会話教材の「スピードラーニング」で勉強中だ。「TAKAHASHI」が夢に向かって突き進む。