パイレーツ岩村明憲内野手(30)が30日、台湾の興農入りする高津臣吾投手(41)と「米台ホットライン」を開設した。神宮室内練習場に自主トレの場を移し、同じく練習中の高津とばったり再会。ともにヤクルトOBで今季移籍組となる2人は健闘をたたえ合い、連絡先とメールアドレスを交換した。

 高津の「すごいところ(レイズ)からすごいところ(パ軍)に行くんだな」とウイットに富んだ激励に、岩村も「好きな野球を存分まっとうする姿は格好いい。4カ国でセーブをあげたらすごいよね」とエールを交換した。岩村は「今の自分があるのは高津さんのおかげ」と、名残惜しそうに別れた。約2週間滞在した沖縄で精力的に体を動かしていたこともあり、この日は約100球の特守で軽快な動きを披露。昨季手術した左ひざに補助具を付けない日も増え、「すごく期待されているようだから、みんなをホッとさせたい」と仕上がりは順調だった。