パイレーツ岩村明憲内野手(31)が8日、今季の目標の1つにゴールドグラブ賞を挙げた。この日、都内の神宮室内練習場で前横浜仁志と自主トレ。日本でゴールデングラブ4度受賞の名二塁手から、捕球した位置からグラブをずらさずトスするなど、素早く併殺を決めるコツを学んだ。

 岩村はメジャー初年度の07年、120試合以上出場の三塁手で最高守備率となる9割7分5厘をマーク。二塁転向した08年もペドロイア(レッドソックス)の9割9分2厘に次ぐ、9割9分の高守備率を記録した。2度ゴールドグラブを獲得していてもおかしくない成績を残している。加えてWBCで西武片岡、シーズン中はペドロイア、ポランコ(フィリーズ)といった選手たちから技術を盗む向上心も見せた。「メジャーでの知名度もある程度できたんで、あとは数字がついてくればいい」と今季は初受賞を狙う。