【フォートマイヤーズ(米フロリダ州)17日(日本時間18日)=佐藤直子通信員】球団施設で自主トレを続けるツインズ西岡剛内野手(26)が、天然芝の“洗礼”を受けた。二遊間コンビを組むことが予想されるカシーヤらとノックを受けたが、1球ごとに変わる球筋や勢いを確認。「難しいですね。今までの(日本人野手の)方が苦労しているっていうのが、僕もこっちに来て、改めて分かりました」。メジャー移籍にあたり、日本人野手の評価を上げることを目標としていたが、簡単ではないことを実感した。

 球足が速い人工芝では、打球を待って捕球しても間に合った。だが、天然芝では打球の勢いが落ちるため、前進して処理しなければならない。「足を使わなければならないし、下半身の体力が必要になってくる。ごまかしが利かないのが、こっちの球場」と、違いを再認識した。「守備は10割を目指してやるべき仕事」と言う。ゴールデングラブ賞を3度受賞した自負もあるが「監督が使いたいところで使ってもらえば」とポジションに対するこだわりはない。二遊間のどちらを守ることになっても、確実性にはこだわりを捨てるつもりはない。

 野手陣がキャンプインする23日(日本時間24日)まであと6日。「しっかりと体作りをして、初日からいい動きを見せたいと思います」と、気を引き締め直した。