米大リーグ機構は28日(日本時間29日)、メジャー移籍を目指す西武の中島裕之内野手を、ポスティングシステム(入札制度)による獲得可能選手として全30球団に公示した。入札は東部時間12月2日午後5時(日本時間同3日午前7時)に締め切られる。球団名や金額は公表されず、入札後に最高額が日本側に通知されるが、西武は金額の大小に関係なく受諾する方針。最高額を入札した球団には、30日間の独占交渉権が与えられる。

 この日、中島は神奈川・大箱根CCで選手会納会ゴルフに参加。手続き、公示が無事に完了した心境について「まだ何とも言えないね。(締め切りの)3日になってみないと分からない。くるのは1つなので」と言葉を選び、希望条件などは明かさなかった。前夜は遅くまでチームメートと別れの酒を酌み交わし、顔を真っ赤にしていた。