ダルビッシュ争奪戦で敗色濃厚なヤンキースは速やかに次の手を打つ。CBSスポーツのジョン・ヘイマン記者が15日、「ヤンキースが獲得可能な先発投手の中から、クロダがベストだと一本化した」と、ドジャースFAの黒田博樹投手(36)獲得に動いていると報じた。トレードで左腕ダンクス(ホワイトソックス)の獲得も検討したが、交換要員でモンテロ捕手ら複数のマイナー有望株を要求されたことに難色。将来的な広島復帰を考える黒田は1、2年の契約期間で獲得可能なため、金銭的な負担が少ないことも魅力だという。

 黒田には他にもダイヤモンドバックス、ロッキーズなど5球団以上のオファーが届いており、今季と同じ年俸1200万ドル(約9億円)程度の好条件を確約されている。またダルビッシュを逃した他球団も加わり、争奪戦の主役は黒田にシフトしそうだ。