オリオールズ和田毅投手(30)が16日(日本時間17日)、キャンプ施設のあるフロリダ州サラソタで始動し、同い年のレッドソックス松坂大輔投手(31)との共闘を宣言した。同所から車で1時間ほど南下したフォートマイヤーズにいる松坂は気の置けない仲間。同地区のライバルながらも「連絡は取りました。食事に行く約束はしたので、そこでいろいろ聞ければいいと思います」と、“メジャーの先輩”に教えを請うつもりだ。

 チームメートとともに合同自主トレを行うのは、この日が初めて。同じく今季オ軍入りした元中日のチェンとキャッチボールをし、ボールの感触を確かめた。オ軍は昨季までエースのガスリーをトレードで放出。先発ローテ入りはもちろん、開幕投手も狙える。「こっちでは新人。まずは結果を残さないといけない立場。後はおのずとついてくると思います」と、静かながらも、強い闘志を燃やした。(サラソタ=佐藤直子通信員)