【フォートマイヤーズ(米フロリダ州)10日(日本時間11日)=四竃衛】レイズとマイナー契約を結んだ松井秀喜外野手(37)が、来週中盤にも3Aダーラムに合流する可能性が高まった。ビザ申請手続きが最終段階に入り、週明けにもカナダ・トロントで取得。その後、3Aの本拠地へ移動し、メジャー昇格へ向けた仕上げの段階へ入る。この日の練習試合では、右中間二塁打を放つなど、調整ペースも上がってきた。
レ軍の入団発表から10日目。キャンプ施設で調整中の松井の今後が、ようやく見え始めた。この日までにマイナーを含め公式戦出場に必要な就労ビザ取得のメドが立ち、あとは最終手続きを残すだけ。来週明けにもトロントで受給され、その後、3Aダーラムに合流する見込みとなった。
この日は、敵地フォートマイヤーズで行われたツインズ傘下マイナーとの練習試合に、指名打者として出場。第4打席に右中間をライナーで破る二塁打を放った。凡退した他の4打席も痛烈な二ゴロ、左直など、徐々に実戦感覚も戻り始めた。「スイングは良かったです。正面を突きましたけどね」。ボールの見極め、タイミングの取り方などに課題を残す一方で、オフ期間に打ち込んだ成果を証明するかのように、鋭い打球が増えてきた。
昨年9月以来のブランクを埋めるうえでも、同地での調整は避けて通れない。だが、新人主体の延長キャンプでは、昼食にサンドイッチなどの軽食が用意されているだけ。メジャーでは用具係に任せるスパイク磨きも、自分でこなす。自ら選んだ道とはいえ、長く居座るつもりはない。
11日からは過去2試合同様に5打席をこなすほか、初めて左翼の守備に就くなど、新たな段階に入る。「実戦を重ねて慣れていくこと。結果に関係なく、それが一番大切なことだと思います」とテーマを掲げた。求めているのは、結果だけでなく、内容と安定性。気温30度を超えるフロリダで、松井のエンジンも次第に温まってきた。



