オリックス森脇浩司監督(52)が28日、ヤンキースをFAとなっているイチロー外野手(39)に、若手の弟子入りをお願いした。自主トレ中のほっともっと神戸室内にいるところを訪れ、直談判。練習見学、場合によっては参加することを要請し、「ぼくはいつでも受け入れますよ」と快諾された。

 森脇監督は解説者時代の2年前、米国で当時マリナーズのイチローと再会。試合前の球場で野球観を語り合った。この日は10メートルの至近距離から打撃投手の全力投球を打ち返す練習を見て「(元オリックス)門田(博光)さんのフリー打撃を見る思いだった」と目を見張った。「成功者と同じ空間で時間を過ごすだけでもモチベーションが上がる。きっかけを作るのもぼくらの仕事」。1人でも多くの若手がイチロー教室の門をたたくことを期待していた。【堀まどか】