エンゼルスは1月31日、前阪神の小林宏之投手(34)とマイナー契約で合意したことを明らかにした。12日からアリゾナ州で始まるメジャーのバッテリー組のキャンプには招待選手として参加する予定だ。

 メジャーへの思いは以前から強かった。10年オフにロッテからメジャー挑戦を目指しFA宣言。8球団から獲得へ向け興味を示されたがメジャー契約の提示はなく、熱烈なオファーを受けた阪神への移籍を決断した。だが、昨季は1軍登板なしのまま戦力外通告を受けた。同年11月には古巣ロッテの入団テストを受験も、不合格となって「まだ何も決めていない。これからゆっくり考えます」と話していた。

 先発や抑えと日本で通算75勝74敗29セーブ、防御率3・53の実績を誇る。輝きを取り戻すため、決意の渡米となる。