メッツ傘下3Aラスベガスの松坂大輔投手(33)がメジャー昇格を猛アピールした。12日、カリフォルニア州フレズノでのフレズノ戦で、今季2回目の先発登板は5回まで無安打無失点。6回1死から遊撃内野安打で初安打を許すも、7回を投げ2安打無失点。8奪三振2四球だった。

 直球は最速で154キロを計測した。全88球中62球がストライクと制球も良く「直球とスライダーのコントロールが良かった。今はいい状態でいる。早くメジャーに上がりたい」と、にこやかに話した。初安打を許した場面には「(ノーヒットノーランは)全く意識していなかった」。勝敗は付かなかったが、チームの延長戦勝利に貢献した。バックマン監督は「メジャー復帰は時間の問題だ」と説明。準備はいつでも、出来ている。

 ◆メッツの先発投手事情

 ジー、ニース、コローン、ウィーラー、メヒアの5人。3月に左ひじに不安のあったニースは開幕6戦目(レッズ戦)に先発し、2戦0勝1敗、防御率3・46。松坂と5番手を争ったメヒアは2戦1勝0敗、防御率4・09。12日現在で最も結果が出ていないのは2戦0勝2敗、防御率5・73のウィーラーとなっている。