右肘靱帯(じんたい)再建手術からの復帰を目指すカブス藤川球児投手(34)が、5日(日本時間6日)ロッキーズ戦で復帰することになりそうだ。トレード期限だったこの日、カ軍は救援左腕ラッセルと内野手ボニファシオをブレーブスに放出。ブルペンに1枠空きができたが、レンテリア監督は「恐らく(リハビリ期間を)目いっぱい使うことになるだろう」と話した。

 故障者リスト(DL)入りしている投手は、30日間マイナーリーグでリハビリ登板を行うことができる。藤川は7月6日にアリゾナのルーキーリーグでリハビリ登板を開始。30日目を迎える8月4日までマイナーで登板できるが、翌5日にはDLから復帰させなければならない。ホイヤーGMも監督同様、4日までマイナーで調整させる意向を示唆した。

 藤川はメジャー1年目の昨年6月に右肘手術を受け、今季は3Aで5試合に登板し、初戦で1失点した後は4試合を無失点に抑えている。連投もテスト済みでメジャー復帰への準備は着々と進んでいる。(シカゴ=佐藤直子通信員)