<ヤンキース5-4レッドソックス>◇4日(日本時間5日)◇ヤンキースタジアム

 レッドソックス上原浩治投手(39)が、サヨナラ負けで5敗目を喫した。ヤンキース戦で4-3の9回に登板。先頭の5番テシェイラに2-2からのスプリットを右翼席に運ばれて同点。1死後、ヘドリーにも落ちないスプリットを捉えられ右翼席に運ばれる逆転サヨナラ負けを食らった。

 今季5度目のセーブ失敗。8月以降、スプリットの調子が悪く、25日の登板以降は7日間の休養をもらった。2日のヤ軍戦でもソロ本塁打を浴びていた。ショックを隠しきれない上原は「別に、何も言うことはないです。すべて僕の責任です。それで勘弁してください」と話すだけだった。

 ファレル監督は「私はコージを尊重するし、彼のこの2年間の素晴らしい働きを尊重する」と気遣った。だが、残りのシーズンで上原を休養させる可能性を聞かれると「残り試合を全休させるか、また長期の休みを与えるか、まずはコージと話をしてから。今は我々の考えを発表する段階ではない」と含みを持たせていた。(ニューヨーク=水次祥子)